保育士として初めて働く新人保育士さんは、緊張の毎日と思います。どのように仕事を覚え、職場になじむにはどうしたら良いか、30代で保育士になった、扱いにくい新人だった私でも、職場に慣れて働いています。私が新人の頃に心がけていたことを紹介します。
1 新人保育士が職場に馴染むために、先輩保育士の動きをよく観察する。
先輩保育士は、一日の流れをよくわかっていて、すぐにやるべきことがわかり、行動しています。どのように動いているのか、よく見てみましょう。
保育をしやすいように、すぐに動いたり、子どもの安全のために、すぐに行動したり、先輩の動きは、学びが多いです。行動や言葉のかけ方など真似したい所は、どんどん真似をして自分のものにしていきましょう。
2 新人保育士はわからないことは何でも聞いて、職場に馴染む。
わからないことを聞けるのは、新人のうちが一番聞きやすいです。どんどん聞いてみましょう。何も聞かれないと、かえって「やる気があるのか?」とか「積極性がない」と思われることも。
こんなことを聞いてどう思われるのかとか、こんなことも知らないのかと思われると心配になる気持ちもわかりますが、聞いた方が良いことの方が多いです。不安にならず、聞いてみて下さい。
3 新人保育士が職場に馴染むため、教えてもらったことは、メモをとる。
メモをとるだけで、やる気がひしひしと伝わります。また一度教えてもらったことを、もう一度聞かずに済みます。メモは必ず持ち歩きましょう。
メモをとりすぎて、どこに書いてあるかわからなくなることもしばしばありますよね。ある程度メモが増えてきたら、ノートにわかりやいようにまとめてみましょう。
後から読み返して、新人の頃の頑張りがまた励みになります。覚えることが多く大変な時期ですが、できる範囲でやってみると良いと思います。
【保育バランス】残業なし!行事なし!土曜出勤なし!の保育園への転職4 新人保育士が職場に馴染むために、一日の流れを把握する。
一日の流れを覚えると、次の行動をしやすくなります。人の動きを見て動かなくても、まず自分から動くことができるようになるためには、一日の流れを把握することが大切になります。
遊び→片づけ→オムツ交換のように流れがわかると、片づけがある程度できた頃に、オムツの準備をすると子どももスムーズに動くことができます。早めに流れを覚えましょう。
5 新人保育士が職場に馴染むために、積極的にとにかく動いてみる。
先輩と新人で同じようにできることは、掃除です。掃除は積極的に「やります」と言ってやってみると良いと思います。掃除をしながら、先輩の動きや声かけを見て学びながら、自分の保育の反省をしてみましょう。
先輩保育士と新人保育士で、できることが違うことは当然です。子どもに対して声のかけ方が上手だったり、子どもの興味をひくことが上手だったり、グズる子どもの対処法をよくわかっていたりと経験から、うまく対処できることが多くなります。
ただ先輩だからといって、掃除をしないというのは、どうかと思います。掃除を新人保育士ばかりがする状況は、良い先輩とは思えません。
その園、そのクラスでいろいろなやり方があると思いますが、できる時にできる人がする、当番制で掃除をする、保育補助の職員が掃除をするなど、園の保育の仕方に従いながら、積極的に動いてみると良いと思います。
6 新人保育士は、焦ってすぐに職場に馴染もうとしなくても大丈夫。
すぐに慣れなくても、落ち込まなくて大丈夫です。慣れるまでに時間がかかる人、すぐに慣れる人と個人差があると思います。
大切なことは、まず仕事を覚えることです。ひたむきに頑張る姿で、周囲の人から信頼を得ることができるようになっていきます。信頼関係ができたら、自然と慣れてくると思います。最初から焦らなくても大丈夫です。
今頑張っている新人保育士さんがたくさんいると思います。今が頑張り時です。すぐに仕事に慣れて穏やかに過ごすことができるようになります。子どもの笑顔に癒されながら、健闘を祈ります!