園で指定された持ち物は、確実に準備をします。それ以外にも準備をしておくと、入園後に困らないと思うことについて、入園の年齢別に紹介します。
1~3歳児の共通の入園準備
生活リズムを整えること
生活のリズムを整え、早寝、早起きを心がけることが大切です。決まった時間に食事をしたり、昼寝をしたり、リズムを整えましょう。入園すると、決まった時間に給食、お昼寝があります。そこで戸惑うことがないよう、日頃から生活のリズムを意識し、早寝早起きをすることはとても大切です。
ただ時間にとらわれすぎて、ガチガチの生活は窮屈でストレスですよね。多少、日々の予定により時間が変わったり、「今日は、まあいいか」という日があっても良いと思います。
体調不良に備える
体調不良で急に迎えに行くことがある時、家族で連携することが大切です。しっかり話し合い、どうするか相談しておきましょう。近くに祖父母がいる場合はぜひ協力してもらいましょう。
病児保育を調べたり、登録しておくことも安心につながります。地域のサービスやシッターなど、いざという時のためにいろいろ調べましょう。
食事の好き嫌い
園の給食は、栄養のバランスのとれた旬の食材を使ったメニューが豊富です。ただ好きな物ばかりではないし、嫌いなメニューしかない日もあるかもしれません。そんな時に、困らないように、嫌いな物も少しはチャレンジしてみると良いでしょう。
好き嫌いは誰にでもあります。無理に食べようとすると、さらに嫌いになってしまうこともありますよね。なので少しだけチャレンジするとか、こんな物もあるよというくらいで大丈夫です。無理強いすることなく、いろいろな食材に触れてみてください。
よく白米が苦手という子どもが多いです。我が家の子どもも白米が苦手で、ふりかけが大好きです。でも、このふりかけが、さらに白米を苦手にしてしまっています。給食では、ふりかけは出ない園がほとんどだと思います。ふりかけに頼らずに白米を食べる習慣をつけた方が、断然良いです。
自分のことを自分でしようとする
1歳児だったとしても、自分のことを自分でしようとすることは、とても大切なことです。その意欲はぜひ大切に育てていきたいですね。小さいうちは、「やりたいけど、できない」ということが多いと思います。でもやりたい気持ちを大切に、待ってあげる心の余裕を持つとか、時間に余裕を持つとか、できる経験を少しずつ重ねていきたいですね。
園にすでに入園している子どもたちは、日々同じ年齢のお友だちと一緒に過ごし、お友だちの様子をよく見て真似をしています。意欲のあるお友だちを見て、自然とやろうとする気持ちが育っています。できたお友だちが褒められているところを見て、さらに自分もやってみようとチャレンジしています。
家庭では大人の手を借りることが日常となり、意欲が育ちにくいことが多いです。入園後に確実に成長していくと思いますが、困らないように、少し意欲のある時に見守り、「できた」という経験ができると良いですね。子どもは、いろいろなことを吸収する力があります。ぜひ子どもの力を信じてチャレンジしてください。
1歳児の入園準備
離乳食完了期の場合
幼児食になるまでは、まだ少し大変ですが、いろいろな食材を食べながら進めていきまます。園から配布される、食品摂取表の食材は、しっかり食べるようにしましょう。食べたことのない食材がないように、また何か反応があった時は、園に報告してください。
食事面で食が細いとか好き嫌いが多いとか悩みのある方が多いです。園に何でも相談して、一緒に考えていけると良いですね。
2歳児の入園準備
トイレの経験
トイレトレーニングをしっかりした方が良いというわけではなく、トイレに行くという経験を少しずつしてみると良いです。
園に入園している子どもたちは、子ども用の小さなトイレがあり、一人がトイレへ行くと真似をしてトイレへ行く子どもが増えていきます。たまたまタイミングが合い、トイレでおしっこができると、コツをつかんで、おしっこをするようになる子どももいます。
そのような子どもたちと一緒に過ごすことになるので、トイレの経験はしておいても良いと感じます。ただ座るだけでも十分です。2歳児はイヤイヤ期の真っ最中でそれどころではないという家庭も多いと思います。そんな時は、あせらず見守っていきましょう。無理せず、できる範囲で大丈夫です。
3歳児の入園準備
トイレトレーニング
トイレトレーニングが進んでいなくても、あせる必要はありません。突然、できるようになるかもしれないし、個人差があることなので心配しすぎないようにしましょう。
ただ、まったくトイレへ行ったことがないとか、オムツを変えてもらうことが日常になっている場合は、少しずつトイレへ行くことに慣れていったり、自分でオムツを脱ぐ、はくという流れを自分でしていくように見守る方が入園後に困らないでしょう。
自分でしようとする気持ち、それを見守っていくことはとても大切です。
食事の時に箸を使ってみる
園によっては、箸に移行していく園もあります。園の方針を聞きながら、少しずつでも箸を使ってみたり、難しい時は、スプーンの持ち方から見直してみることが大切です。
箸に移行する園であれば、家庭でもしっかり練習していきます。園に相談しながら、一緒に進めていきましょう。