保育士に転職してルーティンの仕事が少なくなった
保育士は日々の生活の決まった流れはあるものの、天候や年齢、月齢によっても日々の活動が違います。今日はどんな活動をしようかと日々悩みながら活動を考えたり、成長に合った活動を考えたりと変化していきます。
季節や行事などで、その時に体験できることを積極的に取り入れたり、遊びの中で体験できるようにしたり、とルーティンではない仕事が多いです。その都度どう行動するか考えながら、子どもの反応はどうなのかなど、臨機応変に対応する仕事です。
事務職から転職して、事務では、日々の仕事や月ごとの仕事などルーティンの仕事が多かったため、ルーティンではない毎日に初めは戸惑いましたが、とてもやりがいを感じます。
保育士は、体を動かす仕事
子ども同士のトラブルがあったり、何か危険なことが起こったり、すぐにその場に駆けつけなくてはいけないことが突発的に起こります。常に周囲を見渡しながら、すぐに駆けつけるには、いつでもすぐに動くことができるようにしておくことが大切です。
危険なことではなくても、駆け回ることが大好きな子どもと一緒に遊ぶことは、体力が必要です。抱っこが好きな子どもは、たくさんいます。子どもの要求にこたえ、抱っこすることも体力勝負です。
また、仕事量がとても多いです。子どもと遊ぶことも大切ですが、掃除や次の活動の準備、片付けなど分担をしながら、こなします。遊び、食事、排せつ、昼寝と次々と活動し、昼寝中に連絡帳の記入や製作物など事務的な仕事もたくさんあります。
ゆっくりできる日は少なく常に動いています。体が資本の仕事で、とにかくたくさん体を動かします。事務職のデスクワークから、大きな変化でした。
デスクワークの頃は、腰痛や目が疲れることがありましたが、保育士になり体を動かすことで、腰痛が減りました。保育士は、乳児の抱っこやおんぶで腰痛が悪化する人が多いですが、私は体を動かすことで腰痛が改善しました。いつも体を動かしているため、運動をしないとと焦ることもなくなりました。
保育士に転職してチームワークが大切と実感
どの仕事でもチームワークは大切ですが、事務職の時よりも個人でする仕事が少なく感じます。事務職では、チームで仕事をしていても、個人で任される仕事もあり、自分のペースで自分のやり方で仕事をしていました。
保育の仕事をする上で、一人だけ違う対応や違う方向性であることは、子どもに混乱を与えてしまいます。クラスで話し合いながら、保育の方向性を決めていったり、子どもの目指す成長に向き合っていったり、チームワークがとても大切です。小さなことでも相談をしながら仕事をすすめることで、うまくいくことがたくさんあります。
良好な人間関係であることが大切ですが、どんな職場でも人間関係の悩みが尽きないように、良好な人間関係はなかなか難しいことも多いです。人間関係で悩む保育士はとても多く、疲れてしまうこともありますが、できる範囲でよりよい人間関係を築きながら仕事をしていくことが大切です。
保育士の仕事は自分の行動、言葉一つ一つに責任を持つ
子どもたちは、とても繊細です。保育士のちょっとした行動、言葉、いつもと違うことなどに、とても敏感に反応して、情緒が不安定になったり、落ち着かないなどの変化が見られることがあります。
そのような子どもたちと一緒に過ごすことで、自分の行動や言葉が、適切だったか考えたり、反省したりすることが頻繁にあります。
どのような職業でも、周囲への気遣いやより良い対応は大切なことで、誰もが悩むことがあると思います。保育士は特に、小さな子どもが相手で、まだ言葉の理解もこれからという繊細な時期の子どももいます。気遣いながら、常に反省やどうしていくかを考えて子どもたちと接することが大切です。
身近な人の真似をよくしたり、大人の言葉を素直に受け止める子どもたちだからこそ、自分の言動に責任を持って接する仕事です。
保育士は驚くほど体調を崩しやすいが、体調管理が必須な仕事
保育士になってすぐの頃は、とにかく体調を崩しました。鼻水が常に出ている子ども、咳を頻繁にする子どもと同じ空間にいて、鼻水をたびたび拭いていると、風邪をすぐにもらってしまいます。働くうちに少しずつ免疫がつき、風邪をひきにくくなっていきましたが、最初の頃は、常に体調が悪かったです。
事務職の時は、ほとんど風邪をひくことがなく、病院を受診することも少なかった私ですが、環境が変わり保育士になると、すぐに体調を崩すようになり自分でも驚きました。
保育園は多くの子どもが生活をする場で、感染症もたびたび流行します。風邪をひきやすく、体調に気をつけながら仕事をしていくことが大切です。
保育士は、ちょっとした判断ミスや油断が子どもの命にかかわることも
仕事をする上で、ミスをすることは誰にでもあります。保育士は、ミスによって子どもの命にかかわってしまうようなことがあります。
保育士になりたての頃は、ミスに対してとても不安を感じていましたが、そのようなことが起こらないように、常にミスがないよう話し合い、複数人でチェックをしたり対策します。小さなミスのうちに反省をし、次にミスがないよう、どうするべきか話し合い大きなミスを防ぎます。
不安を感じることもありますが、十分に対策をしていくことで、不安も少なくなります。とても責任の重い仕事ですが、だからこそ、やりがいを感じます。
在宅で簡単に資格取得できる人気の通信講座【SARAスクール】保育士になって驚いた、子どもは家庭と保育園で違う顔を見せる
事務職というより、家庭と保育園の違いで驚いたことになりますが、小さな子どもでも、家庭での顔、保育園での顔が違います。これはとても驚きました。
イヤイヤ期の真っ最中だったとしても、保育園では、イヤイヤをあまり主張せず、家では激しく主張する子どもが多いです。小さなうちから、家での顔と外での顔を使い分けることができています。家では困ることが多い子どもでも、保育園では困らずに過ごしていて、心配しているのは親だけということはよくあります。
小さなうちから使い分ける力があることに、とても驚きました。
保育士になって驚いたこと
事務職から保育士は仕事の内容が大きく変わり、驚くこともたくさんありました。保育士になりたいと思い勉強を始めたものの、仕事としてやっていけるのか不安でした。失敗してもいい、後悔しないようにやってみようと思い踏み込んでみましたが、とてもやりがいを感じています。
仕事の内容に違いはありますが、事務職で経験した社会人としての基本的なマナーはとても役に立っています。保護者の方と接する場面や書類の書き方、言葉の選び方などは、新卒の保育士よりも、すんなりと馴染むことができたと思います。
異業種から保育士に転職したい、今保育士試験の勉強を頑張っているという方は、ぜひ挑戦してほしいと応援しています。
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